損失と利益を合算
損益通算とは、その年の利益と損失を相殺することです。上場株式などの投資を行って利益(譲渡益や配当など)が出た場合は税金がかかりますが、一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。一定期間に行われた売買において個別に計算し、損失と利益を合算するということです。
確定申告が必要
この損益通算は確定申告によって行います。一部に利益があり、一部に損失があっても、確定申告(報告)を行わないと損益通算されないということです。1月から12月までの売買を通じて、最終的に利益が出ると確定申告をしなければなりません。
繰越控除
それでもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することも可能です。初年度にマイナスがあれば、2年後と3年後にプラスが出たとしても、税金を減らすことができるのです。
株や投資信託でプラスが出ても、他の口座でマイナスがあれば差し引きできる
マイナスが出ても確定申告で3年間損失を繰り越して節税できる