500円玉貯金
私達夫婦は2017年11月頃から500円玉貯金を始めました。コツコツと貯めた結果17万円ほど貯める事に成功しております。透明な瓶に入れているのですが目に見えて増えていってるのがわかるので楽しいですよ^^
先日、2021年から発行された新しい硬貨に出会いましたので、ここからは500円玉について調べた事を記事にしました。なかなか奥が深い面白い記事になったかと思います。
500円玉の歴史
初代500円玉は1982年に登場
2022年現在、500円玉は3代目に突入しました。初代は1982年に登場しました。この500円玉の登場の理由として、当時、100円玉の流通率が全硬貨の60%を占めていたのと、自動販売機の急激な普及を背景となっています。この500円玉の大きさを決めるに当たって、携帯のしやすさ、自動販売機の関係、諸外国の硬貨とのバランスを考慮してこの大きさに(直径26.5mm,厚さ1.85mm)決まりました。
二代目の500円玉は2000年に登場
二代目の登場理由は偽造硬貨の流通問題でした。画像の左が日本の500円玉、右が韓国の500ウォンの貨幣。大きさも材質も同じ、重量だけ少しだけ韓国の500ウォンの方が重い。それだけの違いだけだったので、1999年頃からコストの安い500ウォン玉を少し削った物を、日本で偽造500円玉として自動販売機で使用される問題が多発しました。当時の自動販売機のおつりレバーの仕様が、投入した硬貨ではなくて、貯まっている貨幣を出すシステムだったので、悪用が激増しました。
この問題解決として、二代目の500円玉が登場しました。対策としては材質を変更することで、従来の500円玉と機会が判別できるようになりました。紙幣のように透かし技術に通じる、技術も投入されています。500の文字の00の中に、角度を変えて見ると『500円』の文字が浮き出てきます。これらの対策で偽造500ウォン対策を実施しました。
三代目の500円玉は2021年に登場
旧500円玉の登場から、20年が経過した2021年に500円玉が一新されました。さらなる偽造防止の向上を目的に変わりました。異なる種類の金属を組み合わせるバイカラー・クラッド技術を用いています。
二色三層の複雑な構造異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込み(クラッド)作成されたコアを、さらに異なる種類の金属でできたリングの中にはめ合わせる(バイカラー)技術です。異なる素材を複数用いることで、より精度の高い真貨の判定が可能となります。
さらなる偽造防止技術
鮮明に見えるように工夫した微細文字肉眼で判別できる微細な文字加工を行う最先端技術を使用したもので、偽造を防ぐ効果は非常に高いものとなります。
大量生産型貨幣では世界初の異形斜めギザ貨幣の側面のギザを斜めにすることで偽造抵抗力を向上させる、「斜めギザ技術」を発展させた技術です。斜めギザの一部を他のギザと異なる形状にしたことで、技術的にも視覚的にも偽造抵抗力を一層高めたものです。
500円玉は世界で最も高価な硬貨
スイスの5フラン硬貨が最も価値が高い硬貨ではありますが、その次に日本の500円硬貨が価値の高い硬貨になります。なので、日本政府も500円玉に偽造防止技術をふんだんに使うのです。何気ない500円玉ですが、世界で最も優れた偽造防止技術が使われ、世界でもっとも価値の高い硬貨であることを忘れないようにしましょう。
500円玉の登場は1982年
二代目は2000年登場
三代目は2021年登場
500円玉は世界で最も価値の高い硬貨
500円玉は世界で最も優れた偽造防止技術を用いている
如何でしょうか?日本の500円玉は色々な細かい細工によって犯罪から守られているのですね!身近すぎて普段気にしていなかったのですが、改めて日本の技術に驚かされました。他の硬貨も調べてみようと思いましたので、また記事にしたいと思います。
ギザ十について調べました。こちらです。